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「やらされる勉強」から「自分で進める勉強」へ

こんにちは^^
淵野辺の学習塾「個別指導塾スタディオ」の小池です。

 

「どうしたら自分から勉強するようになりますか?」

保護者の方から、こういったご相談をいただくことがあります。

 

声をかければ勉強する、けれど続かない。それだけでなく、そもそも声をかけても勉強しないお子さんもかなり多いことでしょう。

テスト前になると焦るけれど、普段はなかなか勉強しない。そんな姿に不安やもどかしさを感じるのは自然なことだと思います。

ただ実際には、最初から自発的に学習を継続できる子はそう多くありません。

多くの子どもたちは親や先生の声かけ、定期テストの時期、ご褒美といった外からのきっかけを受けながら少しずつ動き出します。

つまり、外発的な動機づけにより動き出しているということです。

しかしながら外発的な動機づけが悪いというわけではありません。

誰かに言われたから始める。褒められたいからやる。テストが近いから机に向かう。そうしたことは、学びの入口としてごく自然なきっかけなんです。

 

①最初から自発的に動ける子は多くありません。

 

外発的な動機づけの欠点は長くは続かないということです。

たとえば、言われた通りにやったのに結果が出なかった。頑張ったつもりなのに点数が上がらなかった。思ったようにできず「自分はやっても無理なのかもしれない」と感じてしまった。

そんな経験をしてしまうと、子どもは次の一歩が出にくくなってしまいます。

理想的なことを言うと「次はやり方を変えてみよう」といったように考えられるとよいのですが、実際にはそこまではできず「やりたくない」「どうせ結果が出ない」「もう失敗したくない」という気持ちが先に立ってしまうことも少なくありません。

 

②自分の外からのきっかけだけでは、次に進めなくなることがあります。

 

だからこそ子どもたちが学び続けるためには、本人の内側から動ける力をすこしずつ育てていくことが必要になります。

それが内発的な動機づけです。

内発的な動機づけというと「勉強が好き」だったり「放っておいてもやる」といった状態を想像するかもしれません。

けれど実際にはそこまで特別なものではありません。

自分にとって必要だと感じられること。少しでも勉強する意味を持てること。できなかったことが少しでもできるようになったと実感できること。やるべきことを自分で選んだり自分で決めたという感覚があること。

こうした小さな積み重ねにより「やらされてやる」勉強が「自分からやる」勉強に少しずつ変わっていきます。

 

③内発的な動機づけは、小さな成功体験(納得感)の積み重ねで育ちます。

 

今の子どもたちには、この内発的な動機づけが今まで以上に大切になると感じています。

なぜなら今の子どもたちは、分からないことがあればスマホですぐに検索でき、AIを使えばよりわかりやすい説明や正解にもすぐたどり着ける環境の中にいるからです。

これはとても便利なことですし、学びを支える道具として大きな可能性もあります。

ただその一方で「正解を知ること」と「本当に理解すること」が同じように見えてしまいやすいという難しさもあります。

説明を読んで「なるほど」と思う。AIがまとめてくれた内容を見て「分かった気がする」。解き方を見て「できそう」と感じる。

けれど、いざ自分一人で考えようとすると手が止まる。少しでも問題の形が変わると解けない。自分の言葉で説明しようとするとうまく言えない。

こうしたことは、決して珍しくありません。

 

④AIが活用できる現代では「分かったつもり」で止まりやすい時代でもあります。

 

表面的な理解であれば今は短時間で手に入る時代です。ですが、本質的な理解はそれだけでは身につきません。

なぜそうなるのかを考えること。自分で手を動かして確かめること。分かったつもりの部分に立ち返ること。うまくいかなかったときにもう一度見直すこと。

こうした過程を通ってはじめて知識は「知っている」から「使える」へ変わっていきます。

そしてその過程を支えるのが内発的な動機づけです。

なぜなら本質的な理解にはすぐに正解が出ないことへの忍耐力が必要だからです。

少し分かりにくくても自分なりに考えてみる。一度ではできなくてもやり直してみる。答えを知るだけで終わらせず、なぜその答えになるのかを自分の中で確かめようとする。

そうした姿勢は「早く正解にたどり着くこと」だけを目的にしていると育ちにくいものです。

その正解を自分なりに考え、「分かりたい」「できるようになりたい」と思えたとき、本質的な理解に近づけるのです。

だからこそAI時代の学びに必要なのは、単に正解へたどり着く速さではなく、正解をどう受け取りどう自分の理解に変えていくかという姿勢なのだと思います。

 

⑤本質的な理解には子どもたちの内側から湧き出る学ぼうとする力が必要です。

 

そういった姿勢は子どもたちに任せても自然に育つとは限りません。

うまくいかなかった経験をどう受け止めるか。分かったつもりで終わっていないか。今のやり方で本当に前に進めているのか。何を変えればより良くなるのか。

こういったことを一人で整理するのは簡単ではありません。

だからこそ必要なのは、外から押し続けることでも本人任せにすることでもなく、子どもの学びを一緒に整理し少しずつ内側の力につなげていく支えです。

私たちは、子どもたちの主体性とは「生まれたときに備わっているその子の性格」ではなく「関わりの中で少しずつ育っていくもの」だと考えています。

外からのきっかけを入口にしながらも、失敗を意味のある経験に変え、分かったつもりを本当の理解へと近づけていく。そうした支えがあってこそ子どもは少しずつ「自分でやってみよう」と思えるようになっていきます。

子どもたちが自分から学ぶようになることは、決して簡単なことではありません。

最初から内発的に動ける子は多くなく、外からのきっかけで動き出しても失敗や混乱の中で止まってしまうことがほとんどでしょう。

さらに、正解にすぐたどり着ける今の時代だからこそ「理解したつもり」で終わってしまう危うさもあります。

だからこそ子どもたちに必要なのは、外から押すことでも本人任せにすることでもなく、その子が今の状況を整理し、自分なりの勉強する意味を見出し、少しずつ「やってみよう」と思えるようになるまで支える存在です。

私たちは、その支えこそが子どもたちの主体性を育て、本質的な理解へとつながる土台になると考えています。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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