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頑張る前に必要なのは「自分の立ち位置」を知ること

こんにちは^^
淵野辺の学習塾「個別指導塾スタディオ」の小池です。

 

子どもが前に進めないとき、私たちはつい「頑張りが足りないのでは?」と考えてしまいがちです。

勉強時間を増やす。問題をもっと解く。声かけを強める。そういった方向に意識が向いてしまうことも少なくありません。

もちろん努力は大切です。けれど実際には、頑張ることそのものよりも前にするべきことがあります。

それは「今の自分の立ち位置や、何につまずいているのかを知る」ということです。

学びの中で止まってしまう理由は学力不足だけとは限りません。学習習慣、勉強の進め方、勉強に対するモチベーション、目標の持ち方など、さまざまな要因が重なっていることもあります。

今回は子どもたちが前に進むために欠かせない「現状分析」について考えてみたいと思います。

 

①前に進めないときの原因は一つではありません。

 

子どもが思うように勉強できないとき、表面上では「やる気がない」「勉強が苦手」という言葉で片づけられてしまうことがあります。

けれど実際にはもっと複雑です。

たとえば勉強しようという気持ちはあっても、何をすればいいのかが分からない子がいます。そんな子は机には向かっているのに、苦手な問題の解き方が分からず、同じところで止まってしまうことでしょう。あるいは過去の失敗体験が強く残っていて「どうせやっても自分には解けない」と感じてしまっているのかもしれません。

つまり前に進めない理由は一つではなく、その子の普段の様子だけでは判断しにくいということなんです。だからこそ「もっと頑張ろう」と声をかける前に、何がその子の前進を止めているのかをはっきりさせる必要があります。

 

②現状分析とはテストの点数を見ることだけではありません。

 

現状分析という言葉から “テストの結果” を思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろんそれもその子を判断するための大切な情報です。

ただ、本当に前に進むための現状分析はそれだけでは十分ではありません。

たとえば、

 

・どの科目の単元でつまずいているのか

・基本ができていないのか応用問題でつまずいているのか

・家庭学習が十分にできていないのか

・学校での提出物が期日までにできているのか

・勉強時間は確保できていても、”勉強したつもり” で終わっていないか

・苦手意識や失敗体験がブレーキになっていないか

・今している勉強が自分の目標とつながっていると感じられているか

 

こうしたことまで分析してはじめて子どもの「今の立ち位置」が少しずつ見えてきます。

あくまでテストの点数は結果ですが、その背景には日々の習慣や学び方や考え方があります。現状分析とは結果だけを見ることではなく、その背景まで含めて「今どこでつまずいているのか」を知ることなのだと思います。

 

③生徒の現在地を見やすくするために「生徒カルテ」を活用しています。

 

こうした子どもたちの見えにくい部分を整理するのは簡単なことではありません。テストの点数を見ればはっきりと数字で分かりますが、学習習慣や勉強の進め方、つまずき方の傾向、気持ちの面、、、は非常に見えにくいものです。

だからこそ個別指導塾スタディオでは、子どもたちの現在地をより把握しやすくするために独自の “生徒カルテ” を活用しています。

この生徒カルテでは、学力面だけでなく、

 

・学習習慣

・勉強の進め方

・つまずきやすい場面

・学習内容の定着度

・気持ちの状態

・目標とのつながり

 

といった面も含めて整理しています。

そうすることで、「なんとなくうまくいかない」を、「どこでつまずいているのか」「何が次の課題なのか」に変えすくなります。子どもの課題は点数だけを見ても分からないことがほとんどです。だからこそ、こういった形で現在地を見える化することが大切だと考えています。

 

④課題が見えると次の一歩が決めやすくなります。

 

現状分析の目的は子どもを評価することではありません。大切なのは「次に進むための一歩」を明確にすることです。

たとえば、数学が苦手だと思っていたけれど、実は苦手なのではなく問題の解き直しの習慣がなかっただけかもしれません。英語が伸びないと思っていたけれど、単語の暗記が苦手なのではなく家庭学習のしかたに課題があるのかもしれません。「やる気がない」だけだと思っていたけれど、実際には失敗が続いて自信をなくしていた、ということもあります。

原因が少しでも見えてくると、次に何をすればいいのかも変わってきます。より具体的で効果のあるものにすることができます。ただ単に「もっと頑張る」ではなく、

 

・まずは毎日10分だけ机に向かう

・解いた問題の見直し方を一緒に確認する

・苦手単元を一つに絞って整理する

・目標を遠いものではなく、今週の行動に落とし込む

 

といったように、具体的で行動しやすい形にすることができるのです。

課題が見えると、そういった行動が “なんとなく” ではなく、”意味のある一歩” に変わります。それが現状分析の大きな価値です。

 

⑤現状分析は子どもを評価するためではなく、子どもの前進のためにあります。

 

ただここで大切なのは、子どもが自分一人で現在地を正確に見つめるのは簡単ではない、ということです。

誰でも自分の苦手なことやうまくいかなかったことを冷静に整理するのは難しいものです。それが子どもであればなおさらです。

本当は勉強の進め方に問題があるのにも関わらず「自分は頭が悪い」と思い込んでしまうことがあります。習慣の問題なのに「やる気がないからだ」と周りに思われてしまうこともあります。分かったつもりの理解に気づけずそのまま先へ進んでしまうこともあります。

だからこそ現状分析には「対話しながら整理する」という視点が必要です。今どこでつまずいているのか、何が原因なのか、次に何をすればよいのか、を一緒に言葉にしていく。そうした関わりの中で子どもは少しずつ自分の状態を整理できるようになっていきます。

「現状分析」と聞くとできていないところを洗い出すような少し厳しいイメージを持つ方もいるかもしれません。けれど、本来それは子どもを評価したり追い込んだりするためのものではありません。

自分が今どこにいて、何ができていて、どこでつまずいているのかを知る。その上で「次に何をするべきか」を考える。現状分析とは本来そのためにあるものです。

子どもが前に進むために必要なのはやみくもに努力を増やすことではありません。まずは今の立ち位置を知ること。そこから次の一歩を決めること。その積み重ねの中でその子の学びは少しずつ変わっていきます。

私たちは子どもが自分で進めるようになるためにも、この「自分の立ち位置を知る」という過程がとても大切だと考えています。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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