こんにちは^^
個別指導塾スタディオの小池です。
最近のニュースで現小学4年生の世代の九九の定着の遅れが問題になっているという記事を見ました。
新型コロナウィルスの影響で2020年の3月から一斉休校になった際に、当時小学2年生だった子供たちが3学期の最後にしっかりと学習する予定だった九九が一斉休校で学習する機会を失ってしまったことが原因だそうです。
あのタイミングでの一斉休校は誰も予測できなかったでしょうし、3月で学習する予定だった内容はその後の学習で補填できなかった可能性は高いです。
4月から学年が上がってしまうということもあり、4月から5月いっぱいも休校が続き一学期の学習内容もまったく手付かずの状況だったので、3月に学習できなかった内容の補填は難しかったと思います。
学習していたとしても十分な時間が確保できず、習得しきれていなかった子供が相当数いたことが予想されます。
大きく影響しない単元であればまだ良かったのですが、それが九九となるとその後に大きく影響することは確かです。
九九は小学3年生以降の学習では必須の内容で様々な計算で使われます。
小学3年生では「わり算の基礎」「かけ算の筆算」で確実につまずきます。
小学4年生では「2桁以上の数をわるわり算」「計算の順序」「四角形の面積」「小数のかけ算・わり算」で九九を使います。
現小学4年生はこのあたりの単元でつまずいている子が多いのではないのでしょうか?
これは現小学4年生の問題として表面化しているだけで、他の学年でも似たようなことが起きていてもおかしくはありません。
中学生でも同様だと思います。
また、この問題は学習塾に通っていない子に起きている可能性が高いです。
小学2年生で学習塾に通っている子はさほど多くないのでこの問題が表面化しているのだと思います。
塾講師が子供に九九を習得させずに先の単元に進ませるということは考えにくいです。
どの学年であれ子供の学習面に不安を感じたらまずは学習塾にご相談いただくことをおススメします。
学習の遅れは日に日に他の子との差を広げていきます。
お子様の現状を把握し、できていないことがあれば早めに対処して解決してしまいましょう。